河原の石を蹴り上げた
反骨心も溶けそうなほど
こんなに空が青い日は
なぜ消えたくなるんだろう


変わらぬ意志など見失った
迷い道だらけの人生だ
ひたすら続く河川敷を歩いても
ここがどこか分からなくなるな

土手に反響した黄色い声も
頬を殴る風も頭を蝕む幻覚だろう
だから青空は嫌いだ
だから晴天は嫌いだ

高い空を見上げた
ただそれだけなのに
涙が溢れてしまうんだ
青い心が崩れた 
ただそれだけだった
あの日と変わらぬ暑さで
溶かされているんだろう


抗う意志など消え去った
それが大人になるということだ
缶ビール片手に歩んだ軌跡は
どこまでも曲がりくねっていた

今日も青空は綺麗だ
今日も晴天は綺麗だ

高い空に溺れた
息が詰まるほどに
過去は眩しく見えてしまうんだ
青い心が覚えた苦しい感情は
地に足つけず
ただもがき続けている

変わらぬ意志など見失った
迷い道だらけの人生だ
歩き続ける意味は何だろう
その答えをいくら探しても


分からないや 
消えたくて一人佇んで
このまま風に溶ければいいのにな
青い空が見たくて
苦しくなりたくて
これからも息を吸い続けるんだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

碧落

閲覧数:75

投稿日:2022/07/21 07:36:47

文字数:493文字

カテゴリ:歌詞

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