【A】
叢雲 朧包む
雲居の月望む
無垢なる 小さき手を
彼方へ差し遣りし

【B】
幾年(いくとせ)の恋しらべ遊びゆくとき
月は浮世在らず
夜を知らぬ我が心翳りゆくとき
想い幽世(かくりよ)に舞う

【S】
望月欠けたるその貌には
愁いの紅をさす
我が事なれども遥けきかな
煩い(わずらい)事始め

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【A】
四阿(あずまや) 水面映る
如幻(にょげん)の月望む
付文(つけぶみ) 筆したため
彼方へ芹積みし

【B】
千年の恋語り色褪せぬさま
月は八十(やそ)に惑う
世を知らぬ我が心翳りゆくまま
想い千々に乱れる

【S】
僅かに足りぬ既望の陰は
まよいの道を往く
浅き夢も見ぬ我が心は
更紗に散りてゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【応募用】世迷い十六夜月

ぺんすてさんの歌詞募集に応募致しました。
貴重な機会をいただきありがとうございます。
https://piapro.jp/t/qDGC

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初恋で、叶わぬ恋のような内容にしてみました。

閲覧数:662

投稿日:2020/05/05 01:15:22

文字数:314文字

カテゴリ:歌詞

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