【カブリモノ】



[s]
泣きべそかいても 指差し嗤(わら)っても
なにもおもしろくないの なんで
昨日の悪さも 明日の企て
気ぐるみの中 生きる

[a]
右手が踊る 刃物の上 傷つきやしないの
煩いとごねる 左耳は どうかしだした喧騒

[b]
昨日の身に湧いてた おぞましい
(寄生虫)腐ってはげ落ちてた 影の下

[s]
夢だったのか 知らんぷりしよう
誰かが告げ口をしたなら
そいつは誰だと 繭を幾重にも
重ね合わせ 隠れ蓑

[a]
誰かは言った 不幸論は手元の栞だと
それなら私は この先ずっと
毎日を挟むわ

[b]
苦いと口を離し拒んだ
(未熟な)果実を庭に植えて 再生を待つ

[s]
それなら私も報われたりして
誰かが手に取って 綺麗ねと
見せかけの色を かぶったその実は
逃がした私の毒

[c]
吐キ出サレタ 不要物ヲ
ノウテンカラ被ッテイク

[a]
卑しく散りゆく 魅惑の香りと
汚れを知りすぎた花弁を
飾り付けてゆく 都合のつくように
「ほらみて私綺麗でしょう?」

[a]
泣きべそかいたら 振り向いてくれる
それでもおもしろくないの そうね
昨日の悪さは 明日の企て
剥がせば血肉の身体

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

カブリモノ

いろんなものを着飾って過去を隠す

閲覧数:154

投稿日:2010/07/14 15:23:46

文字数:516文字

カテゴリ:歌詞

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