・・・本当は分かってたんだ。
私が君の玩具だったこと、お遊びだったこと、ちゃんと分かってた。
でも、君の見せる笑顔は、その瞬間は私だけのもの。
君の意地悪は、私だけの物。
―こんなの都合のいい解釈、かな。
ねぇ、君が言葉にしなくても、聞こえてるんだよ?
もういらない、とか、いると邪魔だから、とか。
愛してる人に弄ばれた人間の痛みが、あなたに、理解できる?
(ずっと、ずっと、続けばいいな。)
君と付き合いだした私は、そんな風に夢見る乙女だった。
2人で進んだ先に見えるのは、甘い甘い、幻想なんだって、思ってたから。
でも、今、ガラスごしの微かな光は、そんなものなんか照らしてない。
もう、覚悟は決めた。
これで、最後にする。
君との思い出も、痛みも、"好き"の気持ちも。
「・・・好っ、き」
絡まってはとける2人の吐息。
ほどけるなんて淡い期待は、もうしない。
だって、もう、決めたんだから。
君に抱きしめられている今、この瞬間に、深い深い夢の中で、君との未来を描き続けた。
これが、最初で最後の夢。
―…泣くな、私。
「信じてたんだよ」「疑うのなんて、嫌に決まってるじゃん!」
たくさんの言葉を君に投げ続けた。
その度に距離が開くのを感じてはいたけれど、違ったね。
近づいてないんだもん。
離れるわけないじゃん?
「愛してたんだよ?」
そんな風に言うのは、私を釣り上げるための餌なの?
そうして私がついて言ったら、キラキラがたくさんの玩具箱の中に詰め込めるだけなんでしょう・・・?
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