灼きつくほど冷たい
暗い夜の底に降る冬の結晶
くたばる僕の目をかすめていく
はらはらと


情も慈悲も無いあなたの愛に
ガラクタの心音が笑う
熱を深と奪うあなたの愛に
ありがとうを言った

灼きつくほど冷たい
暗い夜の底に降る冬の結晶
爪の先まで縊り殺して
あなたが頬を撫でる
暗い路地の底で震る僕の一生
涯まで一息で連れ去られてしまえば


息が 吐き出す息が空へ昇って
あなたのひとひらとなる
息が 吐き出す息が色を失い
閉じぬ目で追えなくなった
灼ける灼ける身体が灼けるよ


寒さを忘れた頃
あなたが迎えに来た


凍てつくほど冷たい
暗い夜の底に降る冬の結晶
芯の奥まで染めて砕いて
灼きつくほど優しい
暗い路地の底で震る僕の一生
最後の一息まで連れ添ってくれる

ただ ただ
僕を導いて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

白銀のミサキ

オリジナル23作目の曲の歌詞です。

難易度的には低いとは思うのですが、雪という単語を使わずに雪を降らせてみました。
ミサキは「岬」ではなく「御先」です。あの世の死者的な感じです。

閲覧数:108

投稿日:2013/02/10 00:42:02

文字数:349文字

カテゴリ:歌詞

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