【薄暑】

作詞/白栗まつかさ
Twitter/@Matukasa_Kuri

歌詞

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カーテンを開いたら快晴だった
たったそれだけの理由で僕の夏は始まった
気付いたら自転車に跨って
吸い込まれるようにペダルに重をかけた
何を探してるんだろうな

どこまで漕いでも空は青くて
どこまで漕いでも風はそよいで
絡みつくような暑さに 蝉の合唱
この夏は何処まで続いてるんだろうな

きっとどうでもよかったんだ
きっと何でもよかったんだ
ただ夏がそこに在るだけでよかったんだ
きっとそうして分かったんだ
きっと気付いてしまったんだ
夏は毎年は来ないんだってことに

暑いから何もしたくないなって
たったそれだけの理由で僕の夏は始まった
首を振る扇風機(ヤツ)に顔を近づけて
空っぽな音を羽に乗せて響かせた
何を待っているんだろうな

どんなに飲んでも喉は渇いて
どんなに呼んでも日は沈んで
思い出すのは花火じゃなく逆さになった金魚
風鈴はいつの日か聞かなくなったな

きっとどうでもよかったんだ
きっと何でもよかったんだ
いつも同じ夏が来るだけで良かったんだ
きっとずっと分かってたんだ
きっと知らないふりをしたんだ
君はあの夏にしか居ないんだってことを

夜に乗るブランコも
焦って食べるアイスも
虫かごに入れたカラスアゲハも
夕日を追って走ったあの気持ちも
あの夏にしか無かったんだ
きっとどうでもよかった

やっとこうして気付いたんだ
やっと本当に分かったんだ
僕が変わりたく無かっただけなんだって

やっぱ夏の所為にしたんだ
だってそうするしか無いんだ
夏は毎年は来ないんだって知ったから

夏は毎年は来ないんだって知ったから
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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

薄暑 歌詞

閲覧数:47

投稿日:2020/07/16 03:46:27

文字数:853文字

カテゴリ:歌詞

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