ふっと近づく月と海
もどかしさは虚ろに変わって
漣すら寄せては返した
生きることに意味などないというようで

吸っては息が詰まるほど
人知れず溺れていたいので
黒く染まる青に溶けますか
思い立っては露に消えますか

されど暮れ津に佇み知る
止め処ない夜と
等しく覚めぬ日を
明日を見た
それすらも死と待つ
一人と波の狭間で星を結んだ

天は月空と海にたゆたう
暁の夜に夢が覚めねども
水泡の舞い染まる月ひとつ
彼の日よ来たれと切に願うのなら

千の雲は風任せ
震える心波模様
雲間に見る月影が
終えぬ波間に交差する

夜風に吹かれて今
終わりなき日を求めて指をさす
死してなお
その日を待ちわびる
遠く灯に背を向けては明日を叫んだ

天は月空の水面に映る
死して儚く消えゆくが運命と
藍色の海照らす月ひとつ
大海に飲まれて明日を迎えるなら

白月の舞う
明けない夜と
明日を信じて
散りゆく者よ

暁の空に

朝を携え紅に染まれ
暁の海に月が沈めども
彼の日は昇りて明日は来たれり
大空を舞い
その身を照らす時よ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月が沈めども

閲覧数:194

投稿日:2016/04/09 21:50:08

文字数:456文字

カテゴリ:歌詞

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