赤い手を隠そうと逃げ惑い
月の砂塵を睨む道中で
狂熱の酔いも憂いも忘れた
覚束ない優しさや
子供すら騙せないような嘘が
海岸線の城の灯りになった
遠くなるほどに鮮やかに揺れる花
凍てつく海の底へ飛び込んで
宝石の声を探した
行方を知らなくても
惹かれ合う胸騒ぎを頼りに
いじらしい羊達の夢や希望が
ふわふわのまま膨らんで
手も足もない神様を笑うように
ありふれた春夜を
丁寧に摘んでは捨てて歩いた
流れ着いた瓶は君の匂いがしていた
魔法の存在を証明してくれないか
夏が終わるのを遠目に見ていた
春も忘れられぬまま
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夜もすがら 星海と同じステップ踏んで
前世は多分、バレリーナ
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