転がり落ちた 硬貨 降下
飛び込んだ先には 過ち
どうせなら皆で 指差し
哂え 嗤え
嘲りましょ
笑え


「人並み」は 難しい
中身のない しゃれこうべ
「普通」を 彷徨えば
迷子になる しきたりだ

どこでもいる 無個性は
皮膚の裏側
抱え込んだ その 白だけ隠す

匙を 投げてしまうほど
治らない空虚
カラのまま罅割れてく小瓶
些事と 蓋をしてみても
あふれ出るソレに
殻になる痛みで包んだら 笑え


「足並み」は 揃わない
野に晒した しゃれこうべ
「まとも」を 流離えば
迷子になる シナリオだ

どこにもない 立ち居地が
皮膚の裏側
剥き出されて この 白だけ残る

道を 踏み外す毎に
背を這う享楽
また一つ傷を増やす小瓶
未知を 身の内に隠し
地を這う静寂
「まだここで迷子でいたいだけなの」


どうせなら 皆して 指差して
哂え 嗤え 一緒に笑え
落ちた先 転がれば 同じ事
哂え 嗤え せめて笑って

見たこともなくて それでも抱えてる
白い 白い しゃれこうべ
探す 独り言


匙を 投げてしまうほど
治らない空虚
音をたて崩れていく小瓶
些事と 切り捨てる毎に
失うぬくもり
「まだここで迷子でいさせてよ ねえ!」


まだ 息をしてる
足を 動かしてる
この 転がる 身の内の しゃれこうべ
嘲りましょ 嘲笑え

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ころがりおちた こおか こおか
とびこんださきにわ あやまち
どおせならみんなで ゆびさし
わらえ わらえ あざけりましょ わらえ


ひとなみわ むずかしい
なかみのない しゃれこおべ
ふつうお さまよえば
まいごになる しきたりだ

どこでもいる むこせいわ
ひふのうらがわ
かかえこんだ その しろだけかくす

さじお なげてしまうほど
なおらない くうきょ
からのまま ひびわれてくこびん
さじと ふたおしてみても
あふれでる それに
からになるいたみで つつんだら わらえ


あしなみわ そろわない
のにさらした しゃれこおべ
まともお さすらえば
まいごになる しなりおだ

どこにもない たちいちが
ひふのうらがわ
むきだされて この しろだけのこる

みちお ふみはずすごとに
せおはう きょおらく
またひとつ きずおふやす こびん
みちお みのうちにかくし
ちおはう せいじゃく
まだここで まいごで いたいだけなの


どおせなら みんなして ゆびさして
わらえ わらえ い しょにわらえ
おちたさき ころがれば おなじこと
わらえ わらえ せめてわらあて

みたこともなくて それでもかかえてる
しろい しろい しゃれこおべ
さがす ひとりごと


さじお なげてしまうほど
なおらない くうきょ
おとおたて くずれていく こびん
さじと きりすてるごとに
うしなうぬくもり
まだここで まいごで いさせてよ (ねえ)

まだ いきおしてる
あしお うごかしてる
この ころがる みのうちの しゃれこおべ
あざけりましょ あざわらえ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

瓶詰めの髑髏(しゃれこうべ)

誰もが体に見たこともない白を抱えている。

maxzさんの歌詞募集楽曲(https://piapro.jp/t/wsl7)に応募します!
よろしくお願いします!

閲覧数:146

投稿日:2019/07/22 11:45:30

文字数:1,280文字

カテゴリ:歌詞

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