『けうの花』

霞み切れ間引く糸を掬う
指にヒラリ浮く花ひとひら
揺れる影形遊ぶうちに
咲いた竹の花

ひとつひとつと積み上げる時
滔々と行き過ぎ明ける年

星へと込めた願いは
儚さに零れ落ちて
せめてひとかたの夢を
言の葉に乗せて

雲と夜と月混ざるように
強く背を押す風きっと今
望む気持ちを見透かすように
咲いた竹の花

いつもいつでも病み負けるとし
刻々とただ過ぎ明かす時

胸押し込めた迷いは
熱を帯び喉を焼いて
責めて追い立てた過去と
ずっと苦しめる

涙重ねてた
けれど
心千切れてた
けれど
いつかひとかたの夢と
竹の花に見て

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

けうの花

曲先で竹の花をイメージとのご依頼から着想しました。
潔さと儚さ 滅多に花を咲かせない 竹一輪
後は日本語と英語の花言葉を調べてから作成開始。
楽曲が和風な感じだったので、そのイメージのままに
靄がかかった竹林で、竹や雲の切れ間から差し込む光と遊んでいるうちに、気が付けば竹の花が咲いていた。
それを見た主人公が挫折から希望を見出し立ち上がる話です

閲覧数:68

投稿日:2021/02/01 12:59:23

文字数:271文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました