CAUTION 悪ノシリーズとは関係はありません
      かぶるところもありますが…
      本当に関係ありません


昔々あるところに、1つの王国がありました。
皆心優しいとてもよい国です。
そこに君臨する王女様の名をリン、
双子の弟である召使の名をレンといいました。
とてもとても仲のよい二人です。

「リン、もうすぐ誕生日だよ。」
「そうねレン、本当に楽しみだわ。」
ここまで二人が喜ぶのは、年に一度しか食べられないおやつ
ブリオッシュが出るからです。二人はそれが大好物でした。

国内で祝い事があると、王女か召使、大臣かその妻が必ず行きました。
そしてよく王女と召使は散歩に出かけました。
国民たちは敬語を使わず話し掛けてきます。
初代の王様が正式な場以外は国民と同じだといったからです。
王女も含め国民全員が初代を尊敬していました。
これだけ国民のことを思っている国でした。


隣の国とはよく交流していて、いろんなものを輸出入しています。
隣国は野菜の生産が盛んでした。
海を越えた先の国からよく王子が来たりしました。
この三国間では、証明書なしでも行き来ができ、
どの国の通貨も使えるという条約が交わされていました。
双子と仲のよい青の王子と緑の娘、4人の写真集もあったりしました。




こんな王国でもある日とても大変なことが起きました。
多くの国民が城を囲んだのです。
これだけ平和な国だったので当然兵士などいなく、
国民たちは城内へと入っていきました。
召使と王女はとても驚きました。

そして主導者らしき赤い服を着た女性が二人のいる部屋に入ってきました。
「何の不満があってこんなことを」王女が問います。
「不満?そんなものこの国で一度も感じたことはないわ」彼女は答えます。
「じゃあ何で」召使が問います。
「私たちが何も知らないとでも思っているの」彼女は答えます。
「じゃあ何が望みなの?」王女が問います。






「頼むから」


彼女を含めこの部屋に入ってきた全員が土下座をして



こういいました。



「税率を上げてください」




そうこの国の税率は他国に比べるととてもとても低かったのです。
節約のため、月に使う分は毎月一日に用意しておくのでした。
そういう事情で王女と召使のおやつは月の半ばから氷砂糖1つになるのです。
月末にクッキーなど夢のまた夢です。
そして食事は特別な場合を除いて
食パン一切れ(厚さ6mm)と塩ひとつまみあればいいほうだったのです。
ジャムがつけられるのは一日から五日までです。

でも国民は毎日おやつにブリオッシュが食べられ、
月末でもステーキなど普通に食べられていました。



そんな現状に見かねた国民たちがこの日に直談判しに行ったのです。

「本当に王家の現状が悲惨すぎます。」

「20%あげても食うのには困りませんから。」


こうして税率が上がりお城は豊かになりました。

それでも国民は変わらぬ生活ができていたそうです。

でも質素倹約の食事が身についてしまった王女と召使は
これからおやつは氷砂糖かクッキー(2枚)
食事はジャムと食パン一切れ(厚さ1.3mm)にするそうです。

ちなみに、王女と召使が普段食べれなかった豪華な食事をした次の日、
胃もたれと胸焼けで何も食べられなかったそうです。


                          めでたしめでたし?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ある王国の物語

これを書いて思ったこと
何があった、自分!!!!!
何もいえないです......


タグ募集します。つっこみでも何でもどうぞ。
っていうかつっこんでください、お願いします。


1年たって誤字修正。

閲覧数:1,005

投稿日:2011/02/11 21:53:23

文字数:1,435文字

カテゴリ:小説

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  • ku-yu

    ku-yu

    ご意見・ご感想

    初めまして、ayuu様。 お姉さまですかね?

    今、作品を拝見しました。
    幽霊人形のお話がとてもよかったです。

    タグは大歓迎なのでどんなものでも大丈夫ですよ~。
    メッセージもらえるとは思ってなかったので嬉しいです。

    2009/09/30 21:39:13

  • ayuu

    ayuu

    ご意見・ご感想

    はじめましてー!!
    突然ですがブクマさせていただきましたっ!!!
    あと、すみません『タグ募集中』のタグがあったのでタグ追加しちゃいました・・(汗

    2009/09/30 19:49:48

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