ここは都会の世中町、そして夜中町。
真冬だというのに薄くて大きめのコートにセーター一枚。
ボロボロになった短いブーツ。
そして長くて黒いマフラー。
アタシの名前は鏡音リン。
家族?家族なんていないよ。
親はアタシが小学生のころに離婚して、
父親に弟がひきとられ、母親にアタシが引き取られた。
でも、母親は再婚した。その男はアタシに暴力をふるった。
何も逆らえなかったアタシは、とうとう家から逃げ出した。
・・・まるで逃亡した犯人状態。
義務教育なんてもう関係なくって、
本来ならアタシ中学二年生。でもアタシは学校なんか行ってない。
数日前の朝、弟が登校するのを見た。
横に可愛い女の子をつれて。
ここは都会。だからこそ人波はみんな冷たくて、
もう子供でもないアタシは保護もされもしない。
だからアタシは決めたんだ、生きるって。
死にたくはなかった。別死にたい理由なんて無かったから。
今まで縛られてたアタシ、でも もう自由なんだから
別に、一人だったわけじゃない
アタシは家を抜け出してもう二年にもなる。
その家を逃げ出したちょうど今頃の季節かな。
逃げた夜の一日目に、ある二頭の捨て犬がいた。
まだ子犬だった。
ジャーマンシェパードとホワイトシェパード。
拾うつもりなんかなかったけど、
いつまでもついてくるし・・・
『アンタたちもひとりなのね・・・』
『アタシも一人だよ・・・』
『仲間だね・・・』
そこからだった。
白いほうはメイ、
黒いほうはカイ、と名付けた。
アタシたちはまず食料を確保するために、
毎日毎日泥棒をした。
生きるために必要な事だった。
カイが店主に噛みつき、
メイは物を盗むのとカイのサポート。
アタシは物を盗んで二頭をつれて、逃げた。
毎日やってるんだ。
こんな病んだアタシ。
でも
一筋の光が指した ・ ・ ・ 。
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kemu
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よい子はきっと皆勤賞 冤罪人の解体ショー
雲外蒼天ユート...ハローディストピア

まふまふ
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