なんとか・・・なっちゃったよ。
 誰だよ、あの声!
「アリスちゃん!こっち!」
あっ!リンちゃん待って~!
 ドンッ!
っきゃ!ったぁ~。ぶつかったぁ~。
「ご・・・ごめんなさい。・・・・・・!」
ぇ・・・?なに?おかしい。私じゃないみたい。なんか・・・混ざってる。
「〈メイコ〉」
私の・・・声?違う。私の声じゃない・・・。いや、違う声が・・・重なってる。
 でも、私この人・・・しらない。
 ムーンライトの人じゃない。ここの人は、ハロウィンのお化けの格好しているけど、彼女は違う。
 一言で言うなら、不良。現代の不良だ。洋風なのにどこか、異世界とハロウィンの雰囲気を漂わせてる服。それをだらしなく着こなしているから、不良に見える。
 おまけに、人間とは言えない。耳はとんがってるし、体になんか魔方陣的なのが巻きついてる。
「あんた・・・!いや、違う。ぶつかって悪かった。」
なんか・・・クール。いや、かっこいい!去り方も華麗!
 「アリスちゃん!」
あっリンちゃん。引き返してくれたんだぁ~。優しいなぁ~。
「ご・・・ごめん。」
「何してたの?」
え~と・・・ね~。何してたんだろう・・・?てか、なんて説明したらいいのさ?
 う~。なんか、変なことが立て続けに来て、わかんないよ~。
「体調・・・よくないの?」
え!?そ・・・そんなことないよ!そんなこと・・・ない。
 けど、一人で考えたい。一人になりたい・・・かな?
「もう帰ろっか。」
ごめんね、リンちゃん。じゃぁ、ホウキ乗って。飛んで帰るんだよね?私も飛ぶのに、なれなきゃ。ファイト~、オ~!
「え!?いいよ。歩いて帰ろ。」
でも・・・、私なら大丈夫だよ!うん、飛べる飛べる。うん、・・・多分。
 って!リンちゃん置いていかないで~!!

「彼女の故郷に、行ってきたみたいね。」
「お見通し?あぁ、見てたのか。」
「あの子、どうしたの?彼女の気配でもした?」
「そんなとこだよ。でも、すぐに消えた。」
「・・・彼女かも。」
「まだわからないよ。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

不思議の国のアリスは、救世主!? 6話

意味深!
~==次回予告==~
霊:きましたよ~!
ア:パチパチ
霊:ゲッ!
ア:何よ?
霊:あんた、もうレギュラーじゃん・・・
ア:知らないよ
霊:な~んかツメタイヨ~(泣)
ア:あ~、めんどくさいから、泣くな。
リン(以下リ):あぁ~、泣かせちゃったね~。
ア:リンちゃん!
リ:どうも~。
霊:しくしく(泣)
ア:まだ泣いてるの?
リ:カワイソ~。アリスちゃん、なにしたの?
ア:何もしてないよ!なに?疑ってるの?
リ:どうでもいいや。
霊:しくしく(泣)
リ:次回『不思議の国のアリスは、救世主!?』お楽しみの!
ア・霊:え!?
リ:終わりそうにないし。ね(笑)

閲覧数:232

投稿日:2009/01/23 21:01:24

文字数:855文字

カテゴリ:小説

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