「はぁ・・・。」

私は窓を開けて空を見ていた。
今日は綺麗な満月。
でも、私の心はそんな晴れやかなものじゃなかった。

「これはお嬢さん、こんな夜中に眠れずにいるのかい?」
「!?」

そんな私の目の前に現れた男、と言うにはまだ幼い少年。

「誰!?」

どこか、遠い国の紳士のようなタキシードを着て
その手には、持ち手が動物の顔のステッキを持っている。
そんな異様な雰囲気をまとう少年に
私はあからさまな怪しさを感じた。

「僕は夢喰い白黒バクさ。」
「え・・・。」

昔、おばあちゃんに聞いたことがあった。
どこから来たのか、どんな姿をしているのか
誰も知らない。
それが夢喰い白黒バクだと。

そんな一種の伝説のようなモノがどうしてここに?

「こわい夢をみたんでしょ?」
「っえ・・・」

そう、私はこわい夢を見て眠れなくなってしまっていたのだ。
でもどうしてそれを彼がわかったの?

「わかるよ。だって僕は夢喰い白黒バクだからね。」
「君がみたこわい夢は僕が全部食べてあげるよ。」

そうやって優しく笑う彼。
でも、私は彼の言うことが信じられなかった。

「じゃあ、指切りで約束しよう。」

そんな私の気持ちがわかったのか、彼はそんな提案をしてきた。
指切りで信じられるほど子供じゃないんだけどな。
そんなことを思いながらも
差し出された彼の小指に自分の小指を絡めた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【自己解釈】夢喰い白黒バク【part1】

Nem様の夢喰い白黒バクを自己解釈してみました。

妖しい雰囲気のレン君もかっこいいですw


細かく分けているので文字数は少ないのですが
part3まであります。
これはそのpart1です。
よければpart2、part3も見ていってください。

【偉大なる本家様】http://www.nicovideo.jp/watch/sm14926860

閲覧数:501

投稿日:2012/01/21 21:34:10

文字数:592文字

カテゴリ:小説

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