空白を埋めるピースは
言の葉の庭の向こう側
礫の雨をこえたとこ
虹はまだかからない


水玉の傘 不意に伝う雨
何を思って手を叩く
曇天模様の合間から
指す光を探してる

鍵盤を鳴らす足音
白に染み付いた憎悪が
嫌悪と愛憎の隙間を
くぐり抜けて溶け込んだ

神様 どうしてこんなになったの
重だるい雲は晴れないで
穴の空いた水玉の傘
突き抜けて 僕を濡らしていた

見慣れた制服 崩れた髪に
何を思って嘲笑う
空想世界の続きでは
ヒーローがいるのにな

ふわり ぽつり くる くると
愛して欲しくて泣いている
戸惑い隠しきれなくて
傘を回し隠れた心を今

神様 どうしてこんなになったの
甘い夢はもう見れない
雨はとうにやんでいる
降っていたのは自分の涙だった

心の音に惑わされて
昔描いた夢を見ていた
ヒーローにはなれず 助けられもせず
僕は一人 雨の中……

神様 どうしてこんなになったの
僕が弱かったせいで
雨はとうにやんでいる
降っていたのは自分の心だった

神様 もしもまだやり直せるなら
頑張ってみてもいいのかな
雨が降る寸前の君に
傘を差し出してみても いいのかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

モノクロームの虹

「ヒーローになれなくても、手を差し伸べられる人になりたい」
人間社会の多数派になるのも少数派になるのも怖い私です。

閲覧数:80

投稿日:2017/09/21 17:52:53

文字数:532文字

カテゴリ:歌詞

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