メビウスの嘘


【A】抱きしめる腕の中
   温もりが消えていく感覚に
   鼓動が早まってく

   ひと言が言えなくて
   飲み込んだ気持ちたち 渦巻いて
   足下から崩れそうだよ

【B】いつでも陽だまりのような
   笑顔くれた君
   一つずつ拾い上げて

   溢れた記憶の中から
   この手に残った幸せは
   僕自身で消したい

【サ】バラバラに壊れてく僕に
   約束された夢を見せて
   もう 気付かないまま
   色褪せていく細い指先に触れる
   君のダイスキと
   僕の叫び声


【A】うつむいて傾[カシ]ぐ夜
   光など差し込まず 過ぎ去った
   想い出を急かすように

   熱くなる胸の奥
   囁いた君の声 こだまして
   締め付けられ 動けないまま

【B】どんなにケンカしてもすぐ
   笑顔くれた君
   強くあろうとしていた

   流れる涙の理由も
   全て押し込んで 歩き出す
   道に影を落として

【サ】チグハグになっていく僕に
   本当の出口見つけさせて
   ねえ 終わらないまま
   加速していく僕らの弱さが語る
   君のゴメンネと
   僕の生きる意味


【B】最期の瞬間 笑顔捨てた君
   何を思っていたのか?

   そんなの残された僕に
   分かるわけなくて 噛み締める
   無力すぎる自分を


【サ】ツギハギになっていく僕は
   縫い目をほつれさせてばかり
   さあ また始めよう
   終わることなく続くメビウスの嘘に
   君のオカエリと
   僕のサヨウナラ


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

メビウスの嘘(応募用歌詞)

田中B様の曲に歌詞をつけてみました。

あまり考えずに書いていたら生死について悩むレン君になってしまいました。。。
何かをしたいけど何も出来ない、そんな歯痒さが伝わればと思います。

閲覧数:118

投稿日:2010/07/14 02:18:47

文字数:690文字

カテゴリ:歌詞

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