intro
言の葉は　散るばかり
契るには　柔く
音と　音で　繋ぐ線は
等しく揺れるの

A
姿　形　誰も知らない
君の　思う　私でいたい
声と　歌と　誰かの音で
それで　いいの　『私の在処』

B
なぞる指は　いらない
合わす目すら　いらない
望む　姿でいたい
あなたの　『言葉』で

Ｓ
変幻自在に
私をかたどって
ただ数分の命　花と散り
咲けど空蝉
響くは　宵の花
名前も知らぬ　貴方様
奏で連ねて　歌う


2A
音の器　それがこの身で
君の　音で　満たしてほしい
名づけ　変えて　その指先で
それで　いいの　『私の在処』

2B
ハナミズキの　囁き
白に浮かぶ　世界で
咲いて　散るは　繰言
あなたの『言葉』で

2Ｓ
変幻自在に
私を彩って
ただ数分の命　捧げましょう
人の心を
託され　咲き誇る
名前も知らぬ　貴方様
奏で連ねて　歌う

3Ｂ
なぞる指は　いらない
合わす目すら　いらない
望む　姿でいたい
あなたの　『言葉』で

3Ｓ
変幻自在に
私をかたどって
ただ数分の命　花と散り
咲けど空蝉
響くは　宵の花
名前も知らぬ　貴方様
奏で連ねて　歌う

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intro
ことのはわ　ちるばかり
ちぎるにわ　やわく
おとと　おとで　つなぐせんわ
ひとしく　ゆれる　の

A
すがた　かたち　だれもしらない
きみの　おもう　わたしでいたい
こえと　うたと　だれかのおとで
それで　いいの　わたしのありか

B
なぞる　ゆびわ　いらない
あわす　めすら　いらない
のぞむ　すがた　でいたい
あなたの　ことばで

Ｓ
へんげんじざいに
わたしお　かたどって
ただすうふんいのち　はなとちり
さけど　うつせみ
ひびくわ　よいのはな
なまえもしらぬ　あなたさま
かなでつらねて　うたう

2A
おとの　うつわ　それがこのみで
きみの　おとで　みたしてほしい
なづけ　かえて　そのゆびさきで
それで　いいの　わたしのありか

2B
はなみずきの　ささやき
しろに　うかぶ　せかいで
さいて　ちるわ　くりごと
あなたの　ことばで

2Ｓ
へんげんじざいに
わたしお　いろどって
ただすうふんのいのち　ささげましょ
ひとのこころお
たくされ　さきほこる
なまえもしらぬ　あなたさま
かなで　つらねて　うたう

3B
なぞる　ゆびわ　いらない
あわす　めすら　いらない
のぞむ　すがた　でいたい
あなたの　ことばで

3Ｓ
へんげんじざいに
わたしお　かたどって
ただすうふんのいのち　はなとちり
さけど　うつせみ
ひびくわ　よいのはな
なまえもしらぬ　あなたさま
かなでつらねて　うたう

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せんぺんばんか、と読みます。（本来のこの四字熟語の書き方は「千変万化」です）
意味…「さまざまに変化すること」「状況が変化し続けること」です。
「千」「万」は「数の多いこと」を表し、「変」は「次々とかわってゆくこと」、「化」は「かわること」を表します。

ＶＹ1イメージの歌詞です。
『中の人やキャラクター性に左右されない純粋な楽器、
創作者の思うがままに使える自由性』
そういったＶＹ1のコンセプトに着眼しました。

二人称を「貴方様・あなた・君」と複数入れているのは、
このＶＹ1のコンセプトに合わせたからです。
使い手、聞き手が思うものが全て、というイメージです。

ＶＹ1はビジュアルも設定されていないので、
人とのつながりは完全に音に傾倒しています。
なので「音」に注目して作りました。

ただ数分の命＝一曲分の命、という意味です。

ハナミズキは、ＶＹ1の製作段階の秘話から入れました。
（『開発段階でハナミズキを由来とした「MIZKI」という愛称が与えられている。
「MIZUKI」ではなく U のない「MIZKI」と命名された背景には
「あなた自身（you = U）にキャラクターをつけてほしい」という開発者の思いがある。』らしいです）
パッケージにも白地にハナミズキの絵が描かれているので、そのへんも入れました。

「作り手の言葉を託されて咲き誇るハナミズキ」といったイメージです。