路に独り立っている
暗闇に星が一つ
手を伸ばすけれど届く訳もなく

投げかけた声は酷くか細くて
誰にも届かず黒に吸われていく

隣は残酷に空白で
己の不幸を呪わずにはいられない

貴方へと続く扉が在ったなら
飛び込んでその袖を掴むのに
まだ伝えてないことがこんなにも

助けてと弱気が口を衝いて出る
独りにしないで この手を引いて
約束破りたくないから だから


震える手 乾く喉
焦りが身を焦がす

血よりも赤い花
悲しげに咲いている

甘い香に想い出を呼び起こして
淡い期待 涙拭き
また会えることを信じて

星はその輝きを緩やかに
僕は置いて往かれてしまいそう
待ってと声を絞って叫ぶけど

貴方へと続く扉があったなら
飛び込んでその袖を掴むのに

「ほら行くよ」と声掛けてよ
星よ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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星のない路

閲覧数:65

投稿日:2023/11/06 19:22:26

文字数:345文字

カテゴリ:歌詞

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