ミク「ねー、リンちゃん」

リン「なあに?」

ミク「私のネギ知らない?なくしちゃったんだけど……」

リン「ここ学校だよ!?野菜持ってくることがまず間違ってるよ!そしてなぜなくした!」

ミク「ネギは私の必須アイテムだよ!私の99.9%ぐらいはネギで出来てるんだよ!」

リン「ミクちゃんの中のネギの割合が高すぎる!ここにいるのは0.1%のミクちゃんってどういうことなの!」

KAITO「こらー、うるさいぞ~」

ミク・リン「「あ、すみません」」

リン「……もう、ミクちゃんのせいで先生に注意されちゃったじゃん。休み時間とはいえ大声出しすぎだよ」

ミク「まあまあ、気にしない気にしない」

レン「じゃあネギの件も気にしなくていいのか?」

ミク「それは気にする」

ルカ「どっちなのよ……」

ミク「ケースバイケース?それはそれ、これはこれってやつだよ」

リン「で、どういうことなの?まず学校に持ってきちゃいけないネギを持ってきてるのは百歩譲ってスルーするとして」

レン「ミクの大事な大事な万能ネギが無くなった……かばんにあったのがなくなったから、どっちかというと、盗まれたって感じかな」

リン「……万能ネギ盗むとか、どんな変人よ」

ルカ「世の中にはいろんな人がいるということよ。で、ミクはその万能ネギがないとやる気が出ないんだって」

リン「初耳だ」

ミク「私もはじめて聞いたわ」

リン「は!?」

ルカ「冗談よ。やる気が出ないわけではないけど、なんかそのネギがレア物らしいから犯人見つけてやろうってことよ」

ミク「ん。そういうこと。よっしゃこれで暴れられるぞー♪」

リン「だめ、ミクちゃん暴走しちゃダメ!」

レン「じゃあ俺が暴走しようか?」

リン「あんたもダメだよ!」

ルカ「……で、具体的にはどうするの、ミク」

ミク「どうしようかなあ。別に指紋とか確認すれば一発だけどそれじゃ面白くないしなあ」

リン「というか指紋を確認できるほどの技術が身近にあるのが驚きだよ!」

ミク「え?結構簡単だよ?」

リン「なんで警察が捜査で使うような技術を一般人が簡単に使えるんだろうか」

レン「なんだかんだ言ってミクって頭いいしな」

ルカ「だから解決案を本人に任せたわけだけど」

ミク「ん~、聞き込みでもしてみようか」

レン「お、なんか刑事っぽくなってきたな」

ルカ「まあ、一番確実といえば確実な方法ね。ベタだけど」

レン「そこは触れないお約束だよ」

ミク「とりあえず今の状況をまとめようか。まず私がいつもどおり学校へネギを持ってきた」

リン「ネギっていつも持ってきてたんだ……気付かなかったよ」

ミク「で、4時間目直前にはあったのを確認している、無くなったのに気付いたのはこの昼休み……」

ルカ「その中で犯行……でいいのかしら。を行えるのは4時間目終了直後の昼休みだけね」

レン「ってことは結構絞られるな」

リン「そうだね~」

ミク「ねえ、ネルさん。4時間目が終った直後に私のかばんに近づいた人っていた?」

ネル「え?うーん、そうね……あ、確かグミがロッカーの前でなんかやってたような……?」

ルカ「そのなにかやっていた場所はわかるかしら?」

ネル「んーと、この辺だったと思うよ」

レン「思いっきりミクのロッカーの前だな」

ルカ「グミ以外にここに近づいた人はいないわね?」

ネル「いなかったよ~」

レン「ほぼ確定で間違いなさそうだな」

ミク「ネルさんありがとう。よーし、そうとわかれば早速接触ね!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミク「あー!いたー!」

グミ「!?」

レン「なんで屋上にいるんだ?」

リン「その前に突っ込むところあるでしょ。グミさんさっきネギ振り回してたよ」

ルカ「デフォルメされたミクの動きね」

ミク「こら、グミさーん!私の万能ネギ返しなさーい!そしてネギを振り回すのは私の専売特許よ!」

グミ「ひゃあっ、ご、ごめんなさい!」

ミク「もうっ、何で私のネギ盗んだりしたの!」

グミ「そ、その……」

ミク「まあ、ネギは無事だから許す!」

グミ「え、まだ私なにも……」

レン「しゃべる暇ぐらい与えてやろうぜ……」

ミク「えー、仕方ないなあ。じゃあ聞くけど何で盗んだの?」

グミ「えっと……私ネギ大好きでして……ミクさんのネギがあまりにも珍しいものだったのでつい……ほんと、すみませんでした」

ルカ「……ただの万能ネギじゃない」

グミ「ちがいますよ!これ普通にスーパーで売ってるようなネギじゃなくて年間1000本しか生産できないっていう超レアなブランド物のネギなんですよ!」

ミク「お、おー!まさかこんな身近にネギ好きがいたとは!同志よ!」

グミ「ミクさん!」

リン「……ネギ好き同士ってこんなに抱き合うもんなの……」

レン「まあ、ここまで好きなのは珍しいんだろうな」

ルカ「とりあえず、解決ってことでいいのかしら?」

レン「いいんじゃね?」

リン「なんだろう、このものすごく時間を無駄にした感」

レン「……実際無駄にしたよな」

ルカ「……ええ」

リン「はー……」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ボーカロイドの日常。【part.1】

ついに本編……だけどオチがひどいとかそういう次元を軽く超えてるorz
全然上手くまとまらない。とりあえず教訓。
伏線張れないやつは推理系とかそんな感じのものは書いちゃダメ!
紙どころかオブラート並の薄さになるよ!内容が!

閲覧数:277

投稿日:2010/11/29 18:06:19

文字数:2,166文字

カテゴリ:小説

  • コメント3

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  • ちまき

    ちまき

    ご意見・ご感想

    ちょっとどころかかなりエネルギーになりました(*^^*)
    ギャグセンスが羨ましいです(>_<)

    あんな駄文を…!
    ありがたいやら申し訳ないやら((((;゜Д゜)))ww
    喜んでお友達にならせていただきますv
    フォローさせていただきますねv

    2011/05/16 17:24:43

  • ちまき

    ちまき

    ご意見・ご感想

    初めまして!ちまきと申しますです^^

    ボカロキャラ達のやり取り…腹抱えて笑わせていただきました←
    リンレンのつっこみが秀逸でwwグミが可愛くてww
    可愛かったですv僭越ながらブクマさせていただきますね^^*

    2011/05/15 23:01:14

    • 虹の龍

      虹の龍

      こちらこそ初めまして!
      こんな拙い文章とも言えない何かを読んでもらえるなんて嬉しい限り……ありがとうございます!

      ほんのちょっとでもちまきさんの心のエネルギーになれば……なんて贅沢ですけど、
      笑っていただけたのなら、嬉しいです。

      ちまきさんの作品、一部拝見させていただきましたが、
      とても興味深い解釈で面白いです!
      もしよろしければ、お友達になってもらえませんか?

      2011/05/15 23:32:37

  • 鏡美

    鏡美

    ご意見・ご感想

    あはは、楽しそう♪
    そしてKAITOが少し出たwww

    ミクとレンが暴走するの…見てみたかったなぁ♪
    次回期待☆←

    私GUMIが上手く書けないから、すごいなぁ~って尊敬~
    それじゃ~

    2010/12/01 19:39:58

    • 虹の龍

      虹の龍

      ありがと?w
      KAITOは先生設定でいこうかな。めいちゃんは先生にしようか……KAITOの奥さんにしようか……w

      「初音ミ○の暴走」「鏡音レ○の暴走」という楽曲があってだな……(ry
      解説しなければ伝わらないネタとは……やはりまだまだだな、俺は。
      でも実際に暴走させても面白そうだなあwできたらやってみようかなw
      だから、期待は、するなと(ry

      俺だってうまくなんか書けてないよw地の文がないから余計w
      だって地の文を書くとテンポ悪くなるんだものw

      2010/12/01 20:13:33

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