咲いて散るだけ 咲いて散るだけ
消えた後の花びらを一体誰が見るというのか
月夜にそっと舞うその花びらはきっと綺麗な事でしょう

朝日は宝石のように輝き
私は光にかき消される惨めな影となる
それでもいい それでもいい
影となった私は光と共にあるのだから

夕焼けに染まる日常が
鏡に映し出された色のない私に見えて
惨めになる 惨めになる
それでも他人から色を分けてもらい生きていく

月夜に照らされる私は
そのまますんなりと闇に溶け込みそうで
怖くなる 怖くなる
逃げ出して逃げ出して さてどこに向かおう

生きて消えるだけ 生きて消えるだけ
散った後の光は一体何を照らせれるだろうか
闇夜にさっと彩るような光ならどんなにいいでしょうか

物陰にちんまりと咲いている花達は
どこかいつもの私に似ているようで少し
嬉しくなる 嬉しくなる
だっていつかは同じ散る同士ですものね

輝きを知らない影達は
色を知らない色たちは
闇を恐れる私達は
いずれ散り逝く定めと知りながら
蠢き彩り強がりながらただ咲いている花の如く

咲いて散るだけ 生きて消えるだけ
終わった後の無の感情はきっと有終の美を飾るでしょう
花がなにを考えるわけでもなく咲いてる如く

私達もそうしていけたなら どれだけ美しいのでしょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ただ、咲いて散り逝く。

かっこいいのを作ろうとしたら
厨二っぽくなってしまいましたがそこはご愛嬌。
花は散り逝く定め、人間も同じ。
そういうテーマで書きたいと常々思ってたので
形にできてとても嬉しいです。

閲覧数:79

投稿日:2008/11/10 01:01:01

文字数:547文字

カテゴリ:歌詞

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