今届けに行こう
君の笑顔を見るために


初めて出会った暑い夏
僕は偶然そこに居た
汗を流し強い日差しの中君は立っていた
向日葵に囲まれてた君
太陽の光が君の髪を黄色くに染めていた
それは向日葵と同じ色
僕は目線を奪われた

君は僕を見て微笑んだ
ゆっくり近づいてくる
そして僕に言う
「ありがとう」って

僕は涙が出た
あぁ、そうか僕はこの為にここに居るんだ
全てを思い出した

小さい頃の思い出
昔、僕はここに住んでいた
向日葵に囲まれたここが好きだった
風になびいて黄色い花びらを空に散りばめる姿が好きだった
毎日のように僕はそこで遊んで居た

ある日の昼下がりいつものように僕は向日葵が咲いている丘へ遊びに出た
でも、いつもと違った
そこには向日葵色の髪をした女の子が居た

女の子は僕を見て近づいてくる
女の子は僕に言った
「よく、ここに遊びに来てるよね?」って
《えっ?》
僕は驚いた
僕以外の人はここに来ないはずなのに何で知ってるんだろう?
悩んでいる僕を見て女の子は微笑んだ
その微笑んだ顔はすごく無邪気だった
《君は何処から来たの?》
《君の名前は?》
僕は女の子に質問を問いかけた
女の子は
「私の名前は向日葵」
「近くに家があってそこから来たの」
そう答えた

後に
僕達は友達になった
毎日のように僕達は向日葵の咲いている丘で遊んだ
とても幸せだった…

その日から一週間たった頃のことだった

僕は親の都合で引っ越す事になった
僕は引っ越す事に反対した
この場所から離れるのが嫌だった
向日葵と会えなくなるのが嫌だった

僕は家を飛び出した
息がキレて走りにくかった
結局辿り着いたのは向日葵が咲く丘だった
僕は泣き出した
色んな気持ちが込み上げてきた
どうしていいのか分からなくなった

その時僕の背中に暖かい温もりを感じた
振り返るとそこには向日葵が居た
《何でここに居るの?》
僕は向日葵に問いかける
向日葵は
「君が泣いてる気がしたから」
向日葵は微笑んで言った

涙を流す僕に向日葵は言う
「大丈夫だよ」
「私はずっとここで待ってるから」
「君が大人になったら
また、会いに来てよ」
僕は言った
《ずっとなんて待ってられるわけないだ ろ?》
向日葵は
「約束するよ。ずっと待ってる」
「だって君のことをずっと見てたんだもん」
「もし、君が大人になってまだこの約束を覚 えていたら会いに来てね」

そう言い残す向日葵の言葉を聞きながら僕は眠りについた

それから年が経て僕は大人になった
季節は暑い夏
仕事も順調
でも、何故か夏になると僕の心の端にモヤモヤとする物がある
《何なんだろう?》
考えながらいつものように1日が過ぎる

ある日の昼下がり
花壇に綺麗に咲いている向日葵を見つけた。
だが、心の中ではモヤモヤが広がっていく感じがした
その時、頭の中に一つの景色が浮かんだ
それは向日葵に囲まれている女の子の姿

その景色には見覚えがある
小さい頃僕が住んでた近くの丘の景色
僕は今度の休みにその丘へ行くことにした

その日はとても暑い夏
僕は丘へと続く道を歩く
ふと、向日葵が見栄かけた時
そこには向日葵に囲まれるように女の子は立っていた

僕は目線を奪われた
女の子は僕に近づき言った
「やっと会えた」
「もう一度君に出会えて良かった」
「ありがとう」って

僕は泣き出した
全てを思い出した
あの時小さかった僕と約束を守るためにずっと待っていてくれてた事に

女の子…

…向日葵は微笑みながらそう言い残し空へと消えていく

そっか向日葵はずっと昔から僕を見ててくれたんだね
小さい頃からずっと隣に居てくれた
《ありがとう》
その言葉しか出てこなかった

向日葵は風になびいて空へと散りばめられ消えていく

僕はそんな向日葵が今でも《大好きだよ》

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

暑い夏の日におきる奇跡

下手ですが読めたら読んでみてやってください

もっと見る

閲覧数:172

投稿日:2016/03/30 23:33:08

文字数:1,614文字

カテゴリ:その他

オススメ作品

クリップボードにコピーしました