棘を撫でて沁みるのが朱
もう触れることすらないのだろう
傷跡も消えたのに痛んで
私の所在を教えてくれない
手放すことを望みもしない
そうであるほど この手を離れていく
逆巻きの環状線 目的地は何処
やがて扉が開いて紛れて誰かへと身代わろう 嗚呼
頬を撫でて滲みるのは蒼
飽くまでの時もない内に乾こう
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出口も見当たらず構内で彷徨おう
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ただ待っていた
来ぬことは解っていた
曖昧な感情線 指先でなぞる
刺すような痛みは閉じて
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そして
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紛れず 嗚呼
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