水たまりがずっと続く帰り道
踏み先も無いやって少し落ち込む
とりあえず回れ右
歩幅を広げて遠回りする
脱ぎ散らかしたまま家を出たから
お気に入りのシャツも痛んでないかと
気付く午後の10時過ぎ
「まぁ、いいか」ってため息を吐いた
雨が降って止まない6月の夜のこと
空っぽの心を抱えて一人
大げさにも思えるほどの言葉が重なって
一つずつ胸の中満たして溢れていく
夏服の少しだけ濡れた袖のことや
赤く腫れたまぶたのことも全部
まだ盲目なりの化粧で上手く隠すから
今だけはあの頃の優しさを思い出させて?
窓辺に咲いたまま紫陽花は今日も
雫に触れては小さく揺れる
中指で撫でるたびに
暗がりの中を選ぶ水滴
右ポケットにしまった合鍵で開く
鈍い金属の音が響いてゆく
滲むドアノブを引いて
「もういいや」ってほら、また嘘吐いた
「あぁ、そっか」ってぽつり呟いた
雨が降って止まない6月の夜のこと
空っぽの心を抱えて一人
アスファルトに落ちていく粒を
ぼんやり眺めては
また一つ思い出に乗せては零していく
重ねあった時間だけ知れた恋の色や
半分切り取られたような世界も全部
まだ盲目なりの化粧で上手く隠すから
もう一度あの声を、温もりを思い出させて?
今だけはあの頃の優しさを思い出させて?
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