夢桜


風花舞う
桜のように
私から貴方を攫って
白一色に染め上げた空
私の声だけが響いて


貴方が消えて
どれほどの時間が経ったのかしら
あの日から私はずっとこの場所で 
貴方を待っているのに

二度の夏が来た
三度の秋が来た
また冬が来る。

貴方を惑わした風花がまた空を埋め尽くしていくの

緩やかに降る白い花片が
やがて世界を惑わしても
きっと私はここで待つのでしょう
貴方の事を
震えながら。


風花舞う
桜のように
私から貴方を攫って
白一色に染め上げた空
私の声だけが響いた

あの日から
変わらぬ想い
この温度は下がらないでしょう。
私がいる この場所から
貴方に届けたくてこの唄、歌っているの


何度も繰り返して呼ぶ
この声は風に混ざって消えるけれど
私はそれでも待つのでしょう この場所で
貴方に会えると 信じて
風花が攫った貴方のことを



風花舞う
桜のように
この場所から私を攫って
白一色に染め上げた空
私の声さえ奪って

風花舞う
その向こうで
伸ばした手が貴方に触れたら
薄紅色の光の中
私は貴方に微笑むの

桜が舞う
貴方と二人
この空を見上げていたいの


たとえそれが一時の夢であれ
この世界が嘘であったとしても
貴方が傍に居てくれるのなら―――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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夢桜

和風、桜、春→反転→和風、雪、冬

閲覧数:473

投稿日:2009/03/08 02:03:02

文字数:547文字

カテゴリ:歌詞

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