「姫琴 -ヒメゴト-」
作詞・作曲 cos k

黎明の薄紅色影長き少女の声
水面揺れて華模様この想い死が二人を別つまで

甘き夢へといざなう戀と言う名の橋の上
彼岸に見えた背中に微かな煙管の香り
熱い口づけの続きは夢から醒めて切なくて
唇の上に残るあなたとの秘密の跡

指を濡らしたものは涙かそれとも…
指を繋いだ糸は冷めて熱い吐息で揺れて切れた

黎明の薄紅色乱れ髪の少女の声
想い募り独り善がり
繰り返すは漣<サザナミ>よ
朦朧にあなたを抱く
伸ばす腕は空を切る
届かなくて切なくて
黎明にヒトリアソビ

ほの暗い部屋に充ちた想いは
吐息に艶<いろ>を変えて…

苦き想いは消えない戀と言うには切なくて
始発の音が響いた静かな轍の名残
冷えた身体に凍えた夢から醒めて切なくて
朧意識に夢泥み<まどろみ> あなたの輪郭をなぞる

戀を穢した戯び独りの秘め事
弦を爪弾く様に爆ぜて甘き音色を独り奏で…

黎明の薄紅色黒き髪の少女の声
紅の射した潤う瞳
見つめる先何も無く
朦朧にあなたは無く
指に絡む綾取りは
ほどけなくて切なくて
黎明のヒトリアソビ

舌先で舐めた絡まる想い
熱くて戀に染まる

指を濡らした意味はあなたかそれとも…
指を繋いだ糸は冷めて熱い吐息で揺れて切れた

黎明の薄紅色乱れ髪の少女の声
想い募り独り善がり
零れ落ちた喘ぎ声
朦朧にあなたを抱く
伸ばす腕は空を切る
届かなくて切なくて
止め処ないヒトリアソビ

ほの暗い部屋に充ちた想いは
吐息に艶を変えて…