豪華なシャンデリアに照らされた大広間、薄絹のカーテンが掛かったステンドグラスが輝く窓、人々の笑顔と話し声
女性達のドレスの衣擦れの音――――
一国の城に相応しくまさに豪華絢爛な舞踏会である。
その舞踏会の中央広間にある階段上――本来なら
この舞踏会の主役でもある皇太子神威はうんざりとした
様子で椅子に腰掛けていた。
元々神威は派手事が嫌いな性分でこのような社交界に出席する位なら一人書斎に篭って国や軍事ごとに関する書物を読みあさっている方が好きだった。
「……あまり華々しいのは遠慮したいと言った筈だが…
全く父上は」
この舞踏会は表上は皇太子の帰国祝いとされているが実際は彼の花嫁候補選びの為で、それは出席者の大半が若い娘達ばかりな事から明確だった。
国王自身もかなりの年配でここは一人息子に位を譲るのが国の安泰にもなるのだろう。その為には一刻も早く神威に妃を迎えてもらいたいのだ。
――いずれは君も今の様に自由ではなくなるさ。
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