水面まで落ちてきた空を覗き込んでは、
眼を焦がし眩む視界。
また今年も夏が来る。
じゃれつく小麦色の肌が遠く歌えば、
べたつく風に髪が泳ぐ。
幾度目かの夏。同じ夏。
逞しい腕は細く、爪は割れていて、
優しかった顔も痩け、綺麗な黒髪は白く、
揺れるカーテンの外を眺めていた。
あなたは何を、私は何を、考えていたのか。
蝉が鳴く、その音が降り注ぐ中を行く。
薄暗く、少し涼しい、長い永い木陰の道。
あなたを連れ出すあの夏 あの夏
あなたを連れ出し去る夏 あの―――
私は今まで 長い永い間考えていた。
答えが失われている私の心遺りを。
あなたは何を、考えていたのだろう。
私があなたを考えていた、想っていた、あの夏。
水面まで落ちてきた空を覗き込んだら、
眼の奥が燃える世界。
また今年も夏が去る。
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衣泉
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