ほしのこえ、きみのうた。
突然泣き出した空 うだる夏の帰り道
階段上バス停でひとり 雨やり過ごす
突然鳴り出した ケータイの着信音
届いたメールにあった 忘れようとした名前
震える指で画面なぞって 何度も名前確かめた
目をそらしてた僕と違って 君は諦めてなかった
「地上と宇宙に引き離された恋人みたいだ」と言って
強がる君の震える声も 今の僕には届かない
2人の距離は光の速さで今も離れ続けてく
だけど君の「大丈夫」って言葉に僕も縋ってた 信じてた
当たり前に続いてくと思ってた日々 君の笑顔
きっとお互いだけを見てた そんな記憶が鮮やか過ぎて
君がいなくても続く日常 待つだけの日々繰り返しながら
それでも覚えていてやろうなんて 浅はかなことを考えていた
君からのメール待つだけの僕 次第に意味を見失う
光の速さで何年かなんて 永遠としか思えなくって
君の声を忘れた振りして自分を誤魔化していた
いつかまた会えるその時までひとり 君のことを待つよ
25の冬に届いた16の君からのメールは ノイズに掻き消えていて
最後のメールに思えた
「ねぇ 僕には懐かしいものがたくさんあるんだ 例えば
夏の雲とか 秋の風とか 傘に当たる雨の音とか
黒板けしの匂いとか 夜中のコンビニの安心感とか
そういうものを僕はずっと 一緒に感じていたいから
今迎えに行くよ」
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