「あ…レンさん起きたんですか…寝ててくださいと言いましたよね…」




う…始まるか…？先生の弱音が…





　「私がいなかったのにも関わらず…起きているなんて…」







　「私が悪いんですよ…どうせ私が悪いのよ…」






出た！先生の弱音が！長引くと困るから、




　「あぁ、すいません！クオが来たもんですからつい…」






　「つい…って…私が悪いのよ…」






　「ああぁ…本当にすみません！ボクが悪かったんです！」





　「…」





先生は黙ってしまった。あぁ、もう！





ガラッ






　「すいませーん」





誰か入ってきた。







　「指切っちゃったんでばんそこうもらいに来ました」





そういって入った来たのは山吹色のサイドテールの







ネルだ。






っていうかクオとネルのクラス何してるんだろ…






指切りすぎじゃね！？




　「あ…はい、いいですよ…」




先生がばんそこうを取りに行ってる間に聞いてみた。




　「ネルのクラスって何してんの？」





　「！？レン君！？」





何か驚かれた。





　「そうだけど…ちょ、おｍ、何してんだよっ」






　「きゃー可愛いー」





と言って抱きついてきた。





　「ちょ、ホントにおｍ、やめろよっ」







　「やーだーねー」






さらに強く抱きしめられた。





うぅ…く、苦しぃ







ちょ、身動きできな…い







　「うわっちょ、誰か助けてぇっ！」






ボクが必死な思いで叫ぶと先生が






　「あぁっレンさんが大変なことに…私がよそ見をしていたから…」






あぁ…また弱音吐き始めたよ。どうすんの！ボク！







ガラッ







ドアが開いて入ってきたのは




　「レンく～ん！大丈夫…ってちょっとお！私のレンくんに何するの！？」







テイ…うるせぇよ…ホントに…







　「何いってんの！？私のレン君よ！」







ネル…そんなことどーでもいいから…お前指どうしたんだよ…






　「ぐうぇっ」






誰かがボクの首をつかんだ。








　「だめぇ！私のレンくん！」





　「私のよ！」






ちょ…２人とも引っ張るなよ…









　「だめよ！私のレンくんなの！私だけのものなの…誰にも渡さない…そうよ、みんないなくなってしま　　えばいいのよ…いなくなってしまえば…」











ジャキン










テイはどこからかとりだした斧を片手に…










　「みんないなくなればいいのよ！！」











ちょ！“ヤンデレモード”に入ってる！










誰か本当に助けてよぉ…