「さて始まりましたツッコミし隊! この番組では、私とリンちゃんがツッコミまくるトークをお届けします!」
「ツッコミまくりますよー」
「今回は珍しく『理科編☆1』ということで、地球についてツッコミトークをしたいと思います」
「地球って、ぶっちゃけなんですかーっ!??」
「え・・・、その質問はぶっちゃけ過ぎてますよ。地球は今、私たちが住んでいる惑星のことです」
「・・・ボーカロイドは、電子世界で生きる機械ですよ、ミクさんや。だから、地球なんて見たことないんです・・・って、あれ? この番組って、電子世界限定? だとしたら、VCL放送局ってかなり独特な周波数で、番組放送してるんですねぇー」
「そういう無駄な感心するのやめて下さい。・・・少しVCL放送局の説明をしておきますね。VCL放送局というのは、VOCALOIDのVとCとLを取って名付けられた、ラジオ兼テレビ放送局のことです。まだ番組名は少ないですがいずれは・・・という野望に燃えて日々努力s「説明長いよ、少しじゃないじゃんかー」
「・・・そうですね。でも、ここで宣伝しておけば、なんかご意見とか届くかも・・・」
「うわ、言っちゃったよ、この子」
「話に戻りましょうか。リン、地球の内部構造は、・・・分かりませんね、分かってます」
「・・・反論したいけど、ほんとに知らないから、無理・・・」
「そうでしょうね、分かってます」
「・・・なんか同じこと2回繰り返されると、いくらリンさんでも傷ついちゃいますよ」
「・・・そうなんですか。それで、地球を少し潜ると岩石だらけの地帯が下に続くんです」
「実際に潜りました?」
「・・・いえ」
「・・・・・・」
「その岩石だらけの厚さ5キロから60キロぐらいの地帯を、地殻っていうんですよ」
「はい、ツッコミターニングポイント来たー!!」
「何でしょう、リンさん」
「何々、地殻って!! 地球にも殻あったんだぁー! なんか卵みたい!」
「・・・なんか、久々にまともなツッコミ聞けれて嬉しいですよ。でも、ネギ100本漬物化計画は終わりませんからね」
「えー、少しは減らしてよー!!」
「続いて、地殻よりもずっと下に潜っていくと、今度はマントルという地殻よりも重い岩石が深さ2900キロまで続いているんですよ」
「マントルって、トンネルみたいw」
「全然違いますよw」
「ん? じゃあ、マンホール?」
「なんか、遠ざかりましたねw」
「じゃあ、マントでどうだ!!」
「ルを取っただけじゃないですかw」
「・・・ネタ切れ」
「もう無いんですか。こんなんじゃあ『ネタリレー100本打ち選手権』なんて、夢の夢の、そのまたずーっと夢の夢で・・・なんか夢から覚めちゃいそうですねw」
「・・・私」、あの選手権に出たいと密かに思っていたんですけど」
「え、そうだったんですか。それはすいません」
「まぁ、ネタが無い私も、私なんですけどね」
「・・・・・・」
「ミクさんや?」
「・・・・・・・・・それもそうですね」
「ミクさーんっ!??」
「・・・気を取り直して、今回は『理科編☆1』という平凡なタイトルなんですが、何気スペシャルだということです」
「何気スペシャルですかw なんか結構造語が増えましたよねー。全国に広めたいなぁ・・・」
「広まるといいですねw では話は元に戻って・・・。地殻、マントルを通り過ぎ、ずーっと下に潜り続けると、最終的にはどこにたどり着くんでしょうか?」
「んーとね・・・、ブラジル!」
「うわー、可愛い答えですねぇ、いやはやはやいやー」
「棒読み口調はやめてもらえますか、ミクさんや」
「いや、ほんとに可愛い答えだと思いましたよ。ほんとに少し前までは信じられてきましたからねー」
「・・・そーですかー」
「正解はブラジルではなく、核でした!」
「核・・・?」
「地球の中心部には、鉄とニッケルがあるんです。固体と液体とかに分かれますが、それはあとで出てきますので、その時にでも」
「へー、鉄とニッケル・・・。なんだか地球って、不思議ですね」
「それが、勉強する上で一番大切なことなんですよ」
「じゃあ、ネギ減らしてくれる?」
「・・・それとこれとは話がちがいますね。どのくらいちがうかというと、1次元と4次元くらい「なんか例えが微妙すぎて、よく分かりません。1次元ってなんですか」
「点と線なんじゃないんですか」
「・・・!!」
「で、4次元がカオス・・・ほら、ちがいが一目瞭然」
「・・・ミクさんや、何気にひどいんですね」
「今知ったんですか? まぁ、いいです。それで、話は地震波の観測に移りますが、その観測によると深さ70~250キロの所に、その伝わる速さが遅くなる層が存在することが分かったんです」
「約70~250キロとか、超中途半端!」
「・・・今のリンさんのツッコミ言葉は、無視するとして」
「ちょっと! なんでツッコミしたのに、スルーするの!」
「それで、その層のことを低速度層と呼びますよ」
「そのまんまですねー!」
「そして低速度層とその下の層をまとめてアセノスフェアといいます」
「アセノスフェア・・・なんか、雪だるまみたいw」
「・・・何言ってんですか、リンさんや」
「ほら、スノーボードみたいな容量でw」
「・・・スルーしましょうそうしましょう」
「え、またスルー宣言? スルーは一人一回までだよー」
「・・・」
「お、ちょっとは効果があったかも・・・♪」
「・・・・・・これより上の地殻とマントル上部のかたい岩石の層のことを、リソスフェアまたはプレートといいます。これは海嶺で上昇してくるマントル物質が冷えてできたものなんですねぇ」
「・・・もういいです。・・・っていうか、リソスフェアってヨーグルトの名前みたいで心地いいです」
「・・・・・・そうですか。言いたいことはそれだけですか? 次行きますよ」
「いいよー」
「これまで私たちは地球の内部構造をツッコミしていったわけですけど、・・・ほんとはものすごく高温なので、岩石が溶けてまるでマグマのように流れ動いているという状態なんです」
「じゃあ、のんきにツッコミしてる場合じゃないですね」
「・・・別に、大丈夫だとは思います」
「あ、そうですか? なら、いいんですけど」
「話を戻して、一方の地表付近は冷やされて低温であり、硬く流れ動きにくい層ができてるんですね」
「なんか、言ってることがもっともすぎて、ツッコミターニングポイントがない・・・。あ。ということは、冬眠するなら地表と内部、どっちがいいんでしょう?」
「・・・私は、どっちでもなく、冬眠をしないことをおすすめします」
「えー! ・・・でも、どっちかというと?」
「・・・地表の方が温度は低いですが、内部は寝ている間に溶けますし、それ以前に無理ですから。無難に、少し地面を掘って丸まって寝るのが、一番冬眠らしい冬眠だと思います」
「分かりました。じゃあ今度、そうやって冬眠しますですよ」
「・・・ほんとですか」
「リンさんに二言はないのだ!」
「・・・よく分かりませんが、とりあえずよいこもわるいこも真似しないようにしましょうね!」
「・・・・・・」
「それで、地球内部をその固さで分けた時、内部の流れ動く部分をアセノスフェアといって、反対に地表近くの硬い部分をリソスフェアといいます。リソスフェアは地球全体ではいくつかの岩盤・・・岩ばっかりのところに分かれています。これらをプレートといいます」
「へぇ、なんかさっきと似てるねぇ」
「そうですね。ちなみに、プレートの境界がどこにあるのかは、地震や火山の分布などがどこにあるかから推定されています」
「なんか、プレートってプレーンみたいw」
「プレーン?」
「・・・え、何今の。リンさんはもちろんちがいますし、ミクさんは言ってなさそうですね」
「はい。私じゃありません。・・・それにしても、一体誰が・・・」
「プレーンといえばミキたn・・・んぐっ! んぐぐぐぐぐ!!」
「なんか迷惑だお、お口閉じるおー」
「んぐっ! んぐんぐんぐぐぐぐー!!」
「・・・え、何今の。何やらミキtnとか何か聞こえましたが、一体、何だったんでしょうか?」
「さあ、私にもいまひとつさっぱりです」
「・・・まあ、気にせず、次行きましょうか」
「そうですね。えーと、それで話は・・・ああ、プレートの境界についてでしたね。プレートの境界は主に3つのタイプに分けることができます」
「4つじゃなくて?」
「3つです。・・・1つ目は新しいプレートが形成されてプレートが成長する中央海嶺、2つ目はプレートとプレートがすれちがうトランスフォーム断層、そして3つ目は一方のプレートが隣のプレートの下に潜り込む海溝(沈み込み帯)ですね」
「本日2度目のツッコミターニングポイント来た来た! 3つ目の沈み込み帯って、ツッコミし隊みたいww」
「そうですか?」
「でも、何に沈み込みたいのかが、よく分かんないなー」
「・・・ツッコミターニングポイントが来た来たとかはしゃいで、たったそれぐらいですか」
「ううん、まだあるよ、ツッコミ」
「何ですか?」
「プレートが成長するって、なまものですか?」
「なまもの・・・?」
「あ、ちがった。生物をなまものって言っちゃった」
「・・・ほんとは、せいぶつって言いたかったんですか」
「はい。それをなまものと・・・すいませんw」
「私の目から見て、その失敗はわざとやったようにしか思えないのですが」
「ちがいますよw リンさんはそんなみえすいたことはしない主義者ですよww」
「・・・そうですか?」
「そうですよw」
「なんかいまいち納得したくないですが、時間がもったいないので、次行きましょう」
「・・・(やった)」
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「ならいいですけど。ここらで一旦CMです」
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