甘い夢のように 周りの足音が消えてく
目が合うだけの ただ他愛のない話を
ブランコが独り 風に揺らいでる
時が止まるまでの わずかな距離を
踏切の音が鳴り響く もうすぐ世界が2つに分かれる
輝くオレンジが 影を濃く残す
明日は見えないなんて きっと嘘 だってこんなにも地に影を映してる
終わりゆく世界は こんなにも美しい
隠れて甘く笑うなんて 一体誰の仕業だっていうんだろう
眠る前のスキマ 奥の思考が溶けてく
囁くだけの ただ音の無い会話を
マーマレードが 最期の時を待っている
小さな抵抗が 甘苦い味を
発車の合図が鳴り渡る 時計すら息をひそめて見守っている
沈みゆくオレンジが 影を長く魅せる
明日は来るなんて たぶん嘘 だってこんなにも心臓が悲鳴を上げてる
ちぎれゆく世界は こんなにも美しい
通り過ぎる列車の間に 見える景色も懐かしいなんて思わない
オレンジ色の海が まるでマーマレードのようだと
君が笑った?
輝くオレンジが 影を濃く残す
明日は見えないなんて きっと嘘 だってこんなにも地に影を映してる
終わりゆく世界は こんなにも美しい
隠れて甘く笑うなんて 一体誰の仕業だっていうんだろう
そしてまた違う世界に 生きてゆくんだろう――
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