--20分後--

「いやぁ、ありがと。手伝ってくれたおかげで、超早く終わった」
「いや、別に…。俺も暇だし」

…この部屋のそうじは、呆れるほど広いため、1人でやったら軽く40分ほどはかかる。
でも今日はクオが手伝ってくれたから普段の半分の時間で終わらせることができた。

クオの身長、思ってたよりもずっと高くて、手の届かないところをやってくれた。
そんな所が、私の鼓動を少しずつ、速くしていくんだー…。

でも、まだ遅れた10分を取り返してはない。
私は急いで後片付けをする。
すると、クオが遠くに置いてあったほうきをとって、私に渡そうとして手を伸ばした。

「ん。」
「あ、ありがと」
…と、その時部屋のドアが開いた。

「え…、何、やってるの?」


トライアングル * 第12話 *


その可愛く少々震えた声がした瞬間、私達はすぐに態勢を整えてドアの方を見た。
そこに茫然と立ち尽くしていたのは、

「リンさん…」
「い、今、ミクオ様に、仕事を手伝わせてた…?」

リンさんが震えた声、疑っているような顔をして私に問いかけてくる。
私はなんて言ったらいいのかわからなくなり、黙り込んでしまった。
そこでクオが私を遮るように言った。

「リン、勝手に俺の部屋に入ってくるんじゃねぇよ」
「だって…」
「あぁ?」
「うぅっ、ごめんなさい…」

この会話で、ショボーンとしてリンさんは部屋から出て行った。

私は、今日起こったことは全て、偶然だと思ってた。
きっと、明日になるといつも通りの仕事が戻ってくるとー…。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

トライアングル * 第12話 *

あぁ…
もう出来あがっていた分を投稿しつくしてしまった;;

すみません、、
そういうわけなので、
これからはちょっと投稿遅くなるかもです。。

ていうか!
今気付いたんですけど、これの投稿でついに
イラストよりテキストの方が投稿数多くなりますよ><

テキストの投稿は今年になってからが多かったので、
とっても嬉しいです!!!!

いつも読んでくれてる方に感謝を…!

閲覧数:138

投稿日:2012/04/28 16:33:09

文字数:662文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

  • 関連動画0

  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    うーん
    リンの怒るのも当然な気がするけど…
    てか、手伝わせたらルカさんにも怒られそうww
    でも、「うぅ…ごめんなさい」がかわいすぎる!ww

    ストックがなくなっちゃったかw
    ならば、これからが本番だね!w
    ささ、最後までつっぱしろ~ww

    2012/04/30 06:46:23

    • 亜梨亜

      亜梨亜

      いやいや、手伝わせてたんじゃないんだよ!
      ミクが言ったとかじゃなく、クオの意思で手伝ってくれたんだよ!

      おぉ…!
      いいこというね;;
      でもなんかこの頃忙しいw
      ゴールデンウィーク中に何話か作りたいんだけど。。
      まぁ、自分なりに頑張る!

      読んでくれてありがとう><

      2012/05/01 19:57:43

オススメ作品

クリップボードにコピーしました