そいつは突然やってきたーーー。



長かったGWも終わり、月末ともなれば
けだるかった休みボケも治り、
いつも通りの日常を送っている。

しかし今年は何故か、GW終わりから風邪が流行っていた。

鈍った体に鞭を打つとでもいうのか。
まったくもって大きなお世話だ。

なんとかは風邪を引かないし、大丈夫だろ。


と、高をくくっていたが、
とうとう風邪を引いてしまった。

よかった、俺はバカじゃ無かった。
なんて喜んでいる場合じゃねぇ…。

どうやら思った以上に体がだるい…。

早目に医者へ行き、
薬をもらったものの中々治らない。


「なんだよ…しつこい風邪だなぁ…」


愚痴をこぼす。
そもそも、旦那が風邪を引いたのが始まりだった。

その風邪は1歳の娘を襲い、
それだけではあきたらず、俺にも移った。
(女らしくしろと言われてはいるが、どうも私という一人称は性に合わないので俺と言っている。)

つまり、家族3人仲良く
風邪を引いたというオチ。
なんともつまらん。


だるい体に鞭を打ち、娘を小児科へ連れて行く。
そして俺たち夫婦も仲良く、別な病院で診てもらった。


お医者様的には大した事ないというが
それでも具合は悪い。

俺の母(実母)が、娘の面倒見と家事を
手伝ってくれるというので、
甘えさせてもらい
家に来てもらう事にした。



しかし風邪を引いていても、赤ちゃんは元気だ…。
鼻水を足らしながら今日も元気に騒ぐ騒ぐ。


「お前も具合悪い?んだし、落ち着け…頼む…静かにしてくれ…」


…わかるハズも無いか。1歳だし。

鼻水つまって苦しそうにしている娘を見ると、申し訳ない…。
本当に可哀想だ…



「移してごめんよ…(俺じゃないけど)」



ぜーはーぜーはー言いながら、
お互いに苦しんでいた…。

かくいう旦那は次の日、
胃の調子は悪そうだったが、わりと元気そうに出社していた。

チキショウ…移された俺たちは
苦しんでいるのに…。

脳裏によぎるが、元気な事は良いことだ。
元気があれば何でも出来ると、
言うじゃないか。


あぁ…今日も具合が悪い……。

こういう時に実家が近いと、非常に有り難いものだ。感謝。



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(笑)うセールスマン【第一話 それはやってきた】

これは実際におきた、嘘の様な本当のお話。
全てノンフィクションです|ω・`)

閲覧数:144

投稿日:2012/10/29 17:34:43

文字数:934文字

カテゴリ:小説

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