ぽつりぽつりと灯る火に
闇に浮かぶはまぁるい輪

籠の中の鳥は いついつ出やる?
夜明けの番人何処(いずこ)へと

ぐるぅり囲んだ童(わらべ)の中に
かごめかごめとしゃがみ込む

我等が謡うは かごめかごめの哀傷歌(あいしょうか)
廻れや舞われ 回れやマワレ
囲め(かごめ)囲めの童の歌は
出れぬ私を何処へ誘う?

さぁさ、逝(ゆ)きましょ
彼(か)の元へ
後ろの正面だぁれ?


ひとり、ふたりと居なくなり
最後に残るは真中(まなか)の私

籠の中の鳥は いついつ出やる?
夜明けの番人何処へと

ぐるりと囲んだ童の中で
しゃがんだ私が眼を開ける

私が謳うは かごめかごめの戯れ歌(たわれうた)
ぐるぅりぐるり ぐるぅりぐるり
籠目籠目(かごめかごめ)の私の歌は
最後の私を何処へ誘う?

さぁさ、逝きましょ
彼の岸へ
後ろの正面だぁれ?


ふわりひらりと誘われて
私が向かうは彼(かれ)の元・・・


ぐるりと囲んだ童の中で
最期の私が眼を開ける

我等が誘うは かごめかごめの鎮魂歌(しずめうた)
鎮めや沈め 静めやシズメ
籠女籠女(かごめかごめ)の我等の歌は
狂った私を何処に連れる?

さぁさ、逝きましょ
彼の元へ
後ろの正面・・・・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

籠女

ざっくりテーマは桜のその後。
後ろの正面は彼でしたっていうアレ。

哀傷歌→人の死を哀しむ歌
戯れ歌→こっけいな歌、狂歌

らしい、因みに狂歌は狂った歌ではない。

閲覧数:119

投稿日:2009/10/19 20:58:47

文字数:529文字

カテゴリ:歌詞

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