「う・・・ん・・・・・」マスターが起床する。
「おはようございます。マスター」ミクが言う。
「おは・・・・・・・・・・・・」マスターが途中で言葉を切らす。
「どうしましたか?」ミクが訊く。
「・・・・・誰・・・・だ?」マスターがミクを見る。
「・・・はい?」ミクが少し笑う。
「・・・すまない・・・・。記憶が無い・・・・」マスターが目を伏せる。
「何か・・・あったんですか?」ミクが訊く。
「いや・・・。えぇと・・・。どのメモだっけ・・・」マスターが探す。
「あった。これだ。えぇと・・・。初音ミク・・・・か?」
「あ・・はい。」ミクが言う。
「すまないね・・・。僕は脳の病気を持っているんだ・・・」
「え・・・・・・」
「でも大丈夫だ・・・。このメモがある限り君は忘れない・・・」
「はい」
「えらく単純な返事だな」
「いえ・・・・。少し・・・・」
「動揺したのか?大丈夫だって」マスターが立ち上がる。
「さて・・・。学校に・・・・」
「え?」ミクが訊く。
「どうした?」マスターが言う。
「いえ・・・。マスターは・・・・」
「うん。僕は中学生だ。中学一年生」
「え・・・えぇ・・・・・?」
「そこまで吃驚しなくても」
「じゃあ、両親は・・・・・」
「うん。事故で亡くした。その時の衝撃でこの病気さ」マスターが頭を軽く叩く。
「そうだったんですか・・・・」
「さて・・・・。まず聞きたいのは・・・・・」
「はい」
「ここはどこだ?」
「・・・・はい?」
「・・・・・・・・・・・冗談だ」
「・・・冗談ですか・・・・」
ほんとうか定かでは無いが・・・・・。
「そうだ。これを言っておこう」用意を済ませたマスターが言う。
「なんでしょう?」
「君が最後に唄う歌はレクイエムだから」
「え?」
「じゃあ、行ってくるよ」
「あ、行ってらっしゃいませ」
「じゃあね」そしてマスターはドアを閉めた。
「マスター・・・・・・」ミクは訳の分からない感情になった。
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