雨が降る丘の上 光の欠片溢す月の樹の下
微睡む君の手のひらの中に ささやかな夢を落としたい

星が散る空の涯 夜の雫掬う誰かの足音
眠れぬ君の目蓋に降り立ち 叶うなら唇を寄せて

願うの 私の愛すべき人よ
どうか明日も幸せに

君が生まれたあの朝に わたしは私になれたから
その瞬く夜色の目が どうか月を見失わずに
君が生まれたあの朝に わたしは私を知ったから
この繋いだ命の指が 今震えることが嬉しい

風が吹く窓の外 空を押し上げては今日も還る雨
見つめる君の傍らに眠る 私は今夢を見ている

想うの 私の慈しむ人よ
どうか明日も幸せに

君が生まれたあの朝に わたしは私を見つけたの
その瞬く夜色の目に 輪郭をそっと問われ
君が生まれたあの朝に わたしは私と誓ったの
この重なる命の指で 君だけを一人にはしない

花も雨も嘘もすべて 光の糸で束ねて
螺子を巻く青い鳥を飾ったら 君の首にかけてあげよう
私は君の

君が生まれたあの朝に わたしは私になれたから
その瞬く夜色の目が どうか月を見失わずに
君が生まれたあの朝に わたしは私を知ったから
この繋いだ命の指が 今震えることが嬉しい
私は君のエルフィン

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Erfin


エルフィン=妖精
誰もが生まれたときに自分だけの「命のお守り」みたいなものを連れていると思う。悲しくなったときや、予想外の出来事に直面したときに、それでも私達がちゃんと朝を迎えられるよう、見えないものが見張ってくれる。ありえそうな話。

閲覧数:257

投稿日:2010/09/01 00:38:23

文字数:509文字

カテゴリ:歌詞

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    wanita

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    はじめまして。wanitaと申します。「優しい」タグからやってきました☆ピアプロでは小説を書いて遊んでいます。
    Erfinはやさしいメロディが合いそうですね。他の作品もめぐってきました。吹憐さまの世界観、好きです。これからもこっそり遊びに来たいと思います^^

    2010/09/26 23:31:00

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