ある国 ある時代(とき) ある所に
“鬼子”と呼ばれた 子在りき
人々から 忌み嫌われ
人の温もりを 知らない

哀しいかな 哀れかな
淋しき鬼子 優しさ求む
人に触れようと ひと里目指す
拒絶されるとも 知らずに

我は鬼子 人が好き
誰でもいいの お話ししよ!
誰かお願い 相手して?
人々遠巻きに 見てるだけ


ある日 ある時 ある所に
“鬼子”と呼ばれた 子在りき
人々から 拒否、避けられ
人の温もりを 知らない

哀しいかな 哀れかな
淋しき鬼子 優しさ求む
人に触れようと 山を下り行く
拒絶されるとも 知らずに

我は鬼子 人が好き
誰でもいいの 遊ぼうよ!
誰かお願い 相手して?
人々遠巻きに 見てるだけ


ある日 ある刻(とき) ある里に
“鬼子”と呼ばれた 子在りき
人々から 弄り、弄られ
人の醜さしか 知らない

哀しいかな 哀れかな
淋しき鬼子 愛に飢える
人に触れようと 里に立ち入る
拒絶されるとも 知らずに

我は鬼子 人が好き
何でもいいの お話してよ
誰かお願い 相手して?
人々怖がりて 逃げ果せる


ついに その日 事件起きる
耐えかねた鬼子 里襲い
余計に恐れ 避けられた
唯、愛してほしかった だけなのに・・・

人と鬼子 交われない
嘆く鬼子 恨む人の子
どうすれば どうしたら・・・
そればかり 頭巡る


『お願い、誰か愛して』

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

お伽草紙『愛に飢えた鬼子』

なんとなく浮かんだもの。
時代的には戦国あたりなんだろうなぁ・・・

閲覧数:55

投稿日:2009/03/13 07:56:31

文字数:594文字

カテゴリ:歌詞

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