痩けた四肢に乾いた喉で
潤い満たせる 叶うものはない
僕は熊さん 森の熊さん
山から降りてきた
僕の姿を見て逃げる 人間ってとても怖がりでさ
嫌われ者で済むのならば それでいいかな
悲しきピエロで生きてゆけ 笑われても恐れられても
憂うならば明日を待とう 醜い姿でも
今日も食べよう 真っ赤な果実
潤い満たせば 明日が来るぞ
僕は熊さん 空腹熊さん
山から降りてきた
今朝はいつもと様子が違う 人間達の気配は無い
爪は既に木の幹を裂く その刹那 刹那
身体に激痛が走る 小鳥達の羽ばたきと共に
猟銃を持った人間達の恐ろしい顔
世の中の理を知って
それが残酷だと言えば
それが正義だと言われれば
なんでも正しいと思えた
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