【Noise】
a
重ねてきた 信頼も夢も
信じていた 持ち続けられると
疑わずに 平和に惚(ほう)けて
1歩先に何があると気づかずにいた
a
誰かのため? 自分のため?
分からずいた それでも良かったんだ
満足だった いつか僕が足を
掬われる日なんて知らなかったから
b
君は罪深いことをした なんて
突然突き刺さる刃(は)が喉を咎める
脳が震えるのに、体は痺れるのに
なぜ心だけがこんなに冷たいの
s
『僕じゃない』と言えるその強さは
過去からもずっと息づいている
それでも世界は廻っているのだ…
彼は吼えた それが真実(こたえ)になったろ
『やってない』とそう言える勇気が
研がれた眼(まなこ)に蹴落とされる度に
威圧され続ける無傷の跡が
異常に 無常に 怖くて…
a
わかっていた 期待や憧れ
求めていた 全てが僕になるから
真っ暗にした 部屋の中で感じる
誰かが消したかった僕がそこにいた
a
ただ生きてる 同じようにさ
ただ周到な 穴に落ちるその日まで
さあ満足か? 餌に掛る僕を
隠れて眺めて 君は笑うんだろ
b
あの時こうしたらよかった なんて
今となれば誰でも釘を打てるんだ
でも自分を守る、そんな方法(すべ)なんてさ
誰も教えてくれなかったじゃないか
s
『僕じゃない』のその一言が
僕を救うための意思になる
明けない夜はどこにもないから…
僕が消えて それでも正答(こたえ)だ
『やってない』と言えたらよかった
自分のため抗うなんて、惨めだ
今更振り向いても遅かった
ごめんね、ごめんね、ごめんね…
b
あの時こうしたらよかった なんて
今となれば僕も剣を握れるんだ
でも自分を守る、そんな方法(すべ)なんてさ
いつの間に忘れてきてしまうんだろう
s
『僕じゃない』のその一言で
未来が変わること知ってたら
裂かれた喉を庇いながらでいい
残った腕で 否定(こたえ)が出ただろ
『やってない』と言えたらよかった
首を横に振る 、それだけでよかったんだ
世界は僕の声に期待を残した
自分さえ 守れない 声(ノイズ)を
世界を信じきれないでいた報いだ
弱くて 脆くて それでも…
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