光届かない部屋に
渦を巻く痛み
翔べない言い訳を
探す大人にはもう
「なりたくない」
開け放つ窓
日が沈む
ガレキの翼をはためかせるだけで
だだっ広い空の意味を知った気になって
「嗚呼もう要らないや」と命を無下にした僕を
神様あなたは今、嗤うのでしょうか。
ビルの根が誘う
闇に手を触れてみる
おどけ嘲笑う
君の声ですら ほら
「意味などない」
聴こえなくなる
夜明けには
灰の砂漠へと引き寄せられる今
戻れない日々も懐かしくは無かった
「嗚呼もう終わったんだ」と
そう呟いた僕の肩を
そっと包んでく気体は
優しく笑った
硝子の翼で甘い空を泳ぐ
あの日みた夢の続きを今
ガレキの翼を広げて堕ち行く
瞳閉じて溢れた「昨日の雨」
この薄汚れた埃まみれの世界へと
してやった笑顔のまま
吐き出した"Goodbye"
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