いつかの景色。海辺に立つと、夕日が紅くて目が眩んだ。手を伸ばして触れようとしたら、それは血の色だった。ひらりと水に浸した私の手から血が滲み出る。
花を見た。周り一面が花だった。黒い花。折りとろうとしたら、それが徒花であることを思い出した。だけど、徒花でも綺麗なのに。徒花だから綺麗なのに。なのに、触れてはいけない花。触れる。心が壊れる音がする。しゃらん、と、欠片が落ちた。それは心の欠片か、それとも徒花だったのか…。
壊れた、消えた。
壊した、消した。
夢には心がないから。夢には心がないから。夢には心がないから。
なら、夢なんか要らない。
刹那と摂理が擦れ違う。
言葉と心が乖離していく。離れる。遠ざかる。どこでも繋がり得ない言葉。どこにも行けない心。
いつか溢れて、壊れてしまえば良い。離れすぎた心は近すぎた言葉に気がつけないまま消えてしまう。消えないで、と願う。その願いすら虚空に溶けて逝く。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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何時か見た夢

こんにちは。なんかとっさに書いてしまったものですが、使っていただけるのならうれしいです

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投稿日:2010/05/20 17:29:25

文字数:407文字

カテゴリ:歌詞

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