ペトリコール


頭が痛い
脂と雨の香
箱庭に生す苔と
石の燈籠
身体が溶け出す
板張りの床に滲入る
糊の乾いた食器に
誰の気配もない

朝が老け出す
妙な酸い香が漂う
夢が頬を伝う
落ちて地の糧となる

誰もいない部屋に
残された錠剤

誰もいない部屋に
残された錠剤

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ペトリコール

閲覧数:480

投稿日:2020/05/10 19:18:27

文字数:135文字

カテゴリ:歌詞

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