まるで生きているように 水平線を見上げている
空の青さに覆われて 心の底を隠している
魚さえ泳ぐのに 前線の夢は透けていく
枯れていった花に 「前線の夢は透けていく」
まるで生きていたように 未来像は示していた
人の弱さに漬け込んで 流れていくような期待を見ていた
自分さえ聴こえないのに 透明な夜が見えるんだ
自分さえ聴こえないから透明な夜も消えていく
「相変わらず、触れちゃった」 灰の瀬 拝の啓 言の葉
「ありがとう、触れちゃった」 灰の線 言の葉 拐う景色
「ごめんね、叶っちゃった」 目の前を 通り過ぎる 霧に隠れて
拐われてる、
願わくば、秘密の海で。
想像性の鍵をなくした 曖昧な風景は
裂傷痕の孤を描いた 透明な八月に
拐われてる、
願わくば、秘密の海で。
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曖昧な君の言葉に苦しむのはごめんなんだ...あいまいに、ゆらる
雨のち雨
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