ガッチガチの四角い頭の中を
冷たいシャワーで洗ったら
何が出てくるかな

黄色い自転車のペダル踏んで
坂道くだりきったら
君に会えるのかな


小さい願いを込めた
宝石の欠片を
ひとつだけ た・べ・て


さあ 甘い甘い夢醒めて
駆けていく 君のところへ
苺の魔法の香り
いま 僕の前にひろがる
たくさんの欠片の中から
またひとつ口付けるの


青い欠片は優しい気持ち溢れる
背中を押してほしかったら
白い欠片かな

緑の欠片は少し甘えたいとき
みんな みんな 大事な欠片
勇気をくれるの


甘い思いが溶けた
宝石の欠片を
もうひとつ－－－


逃げだしそうな時も
負けそうな時でも
お守りのように

丸い赤い宝石 手にするの


まだ 少し苦い時間さえ
これから続く毎日の
美味しいスパイスなのよ
ほら 宝箱を開けたら
たくさんの欠片君にも
あげるから口付けして






がっちがちのしかくいあたまのなかを
つめたいしゃわーであらったら
なにがでてくるかな


きいろいじてんしゃのぺだるをふんで
ながいさかみちくだりきったら
きみにあえるのかな

ちいさいねがいこめた
ほうせきのかけらを
ひとつだけ たべて


さあ あまいあまいゆめさめて
かけていく きみのところへ
いちごのまほうのかおり
いま ぼくのまえにひろがる
たくさんの かけらのなかから
またひとつくちづけるの

あおいかけらはやさしいきもちあふれる
せなかをおしてほしかったら
しろいかけらかな

みどりのかけらはすこしあまえたいとき
みんなみんなだいじなかけら
ゆうきをくれるの


あまいおもいがとけた
ほうせきのかけらを
もうひとつ


にげだしそうなときも
まけそうなときでも
おまもりの ように
まるいあかいほうせき てにするの


まだ すこしにがいじかんさえ
これからつ づくまいにちの
おいしいすぱいすなのよ
ほら たからばこをあけたら
たくさんの かけらきみにも
あげるからくちづけして