小鳥が鳴いて飛び立つのは
夕景が青に染まるから
何処にも行けず漂うまま
心に雨を降らせるからさ
遠い夏に縋り付いてはただただ幻想を描いていた
少しだけ季節が過ぎたら、ほら虫以下になっていた

呑み込んでないから今日は黙っている
わかったように嘘を吐く
劣っているからさ出てくる焦燥
気付いてるんだ.気付いてるんだけどねぇ、
苦しいんだよ

消えちゃいたいのに息がしたいとか矛盾なままで続いている
日々が辛いなら死んだら良いのにね
わかってるんだ、そんなの
翼も刃も光もないけど何故だか夢だけ持っている
醜い僕だなどうか笑ってくれ

自分が好きになれないから
息を止めたいと思うけど
呼吸はどうにも続くから
死ぬための勇気も無いからさ
未来の僕はどうなんだろう
碌な奴にはならないと思う
どうせ適当に息をしてんだ
憎くてたまんないな

疲れたくないから今日も歩いている
走ることさえ億劫だ
決まってないからさ離れる本質
具体が無いし、不安が襲うから、もう
空も飛べない

青が綺麗とか雲が動くとかそれだけでいいじゃないですか
曖昧なものに意味をつけるのもさ、おかしくないか
そんなの
言葉のナイフが人を殺すのを今日も側から眺めていた
何もしないまま夜に沈んでいく

別れもないまま離れていくのはさ、
言えた義理ないけど勝手じゃないですか
空のギグケース、古ぼけた小説、忘れらんないな
ただ、貴方の歌を唄うだけ

過去に縋るまま大人になるのも、繰り返すだけの朝が怖いのも、何も出来ぬまま眠りにつくのもさ、
もう、分かってたんだよ
報われないとか、求めてないとか、続いてないとか、どうでもいいから
とりあえず今は空でも見ませんか
星の泳ぐ様な夜を歩いている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

醜体

閲覧数:56

投稿日:2023/05/24 18:04:12

文字数:725文字

カテゴリ:歌詞

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