紅い空 蒼い海
蔦が絡む 格子
牢屋の中 一人佇む
一人の女の子
門番は言いました
貴女は罪を犯しました
一生を捧げて 罪を償いなさい
女の子は言いました
王女に逆らうというの?
門番は言いました
これは女神の悪戯
それに貴女が本気にさせたから
「彼」は命を消した
女の子はまだ あどけない外見
辛そうに眼を伏せていた 苦しそうで 辛くて
その甘い誘惑 怒らせるとまるで別人
不思議な感覚が 身体を貫く
それは 少女の作った ケーキが
原因 だとは思わず
「彼」はまだ味わい続けたのです
それが 『彼女』の カンに触った……
女の子は怒り果てて 『彼女』に言いました
「貴女のものじゃない」
『彼女』は怒りつづけ 言いました
「私に 逆らうと言うの?」
女の子は言い返した
「貴女は「エイダ」みたいね?
私はアリスよ 私こそ王女なの
女神だとしても アリスには逆らえない
ジャック キングを 奪うというなら
国のものを 使わせ 殺めましょう」
許さない 苦しめないで
女の子は 女神に 言いました
「ねぇクロゥ 私がいけないの?
本当は違うでしょう?エイダがいけないのよね?
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ねぇねぇ、私が狂っているのかしら?
教えて あなたなら 老いぼれた鴉なら
分るでしょう? 知恵の番人」
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心の温度 今 ここで伝わるから
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