堕ちるほどに閉じ込めてく
喉を抜ける甘い甘いの夢のつづきを
聴こえなくなって随分経つな
錆びれた幻想に行き止まる迷路
作り笑いでは埋まらない「哀」はどこへ行けばいい?
巡りに巡った思考回路
人のない道照らす街路灯
不条理染める星屑の空
君の声がしないだけのこの街で
何度叫んでも変えられなくて
それでもまた願う届かないとしても
軋むように胸の奥でまだひとつひとつ脈を打つ
混ざることの無い結末でも
互いに描いた群像劇だとしても
あの夜を閉じ込めていた
夢のつづきを
酔いにまみれて逝く感情戦
綺麗事で塗り潰せば
さんざめいたサイレンが真夜中を掻き乱していく
変わってしまえばいいとほどいた髪も
上書きすれば返るのはエラー
泡となって消えてしまえたらラクになれるの
誰か教えて?
深い海の底
呼吸だけが
形を変え繰り返す
神様正しいと信じさせて
まだここで溺れていたい
何度でも何度でも夜を越えて
僕は今日も願う届かないとしても
後悔も嘘も虚しさも今ひとつひとつ噛み締めて
哀すべき音がまだここにあった
鳴り響いてる赫い赫いサイレンも
あの夜を閉じ込めていた
願うよ夢の続きを
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