「虹を砕いて食べてみたいな」
君が言うから旅に出た

しゃらしゃら鳴る海
花の白波
小さなあんよが轍を敷いた

「見てみてすごいよ」魚にまぶた
真珠のお目めが瞬いてんだ
朝日がなぞった僕の腕には
君の二の腕やわかった


「虹に飽きたのここは寒いな」
君が言うから旅に出た

ぱりぱり割る道
落ち葉の都
耳朶くすぐるいじわるな風

「聞いてよきれいだ」地面が弾く(はじく)
青い霜から春が溢れた
産毛も濡れてる雪解け水を
君はすくって飲んでいた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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酔蝶

うたた寝の蝶とデートするお話。

閲覧数:114

投稿日:2018/01/14 05:05:55

文字数:222文字

カテゴリ:歌詞

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