僕はあなたを卒業します。
どうか幸せになってくださいね。

共働き両親に代わり僕のお世話をたくさんしてくれた。
僕がぐずって泣いてるとあやしてくれていたと聞きいています。

大事なおもちゃ落としたと泣いた時も
必ず一緒にあなたは探してくれた。

どれだけ迷惑かけたでしょう？
あなたに甘えあなたの後ろを
ただ歩いているだけの僕。
あなたはどれだけの時間を
僕のために使ってくれたの？
思い出すと頭が下がる。
僕はあなたを卒業しなくちゃ
大体のことは一人でできるから。

母の代わりにあなたがご飯作る時だってもちろんあったね。
母が作るご飯の方が好きだと僕は全部食べなかった。

あの時あなたが涙を流していたと
後に母から聞きました。僕は大バカだ。

どれだけ泣かせていたでしょう？
あなたの優しさあたりまえじゃない
今更になって気づいたよ。
あなたはどんな気持ちで
あの時間を過ごしてくれたか
考えると心が痛い。
僕はあなたを卒業します。
出来の悪い弟でほんとにごめんね。

あなたが結婚をすると聞いて
僕は素直に「おめでとう」って言えた。

今までほんとにありがとう。
あなたのような姉がいること
僕はただ誇りに思う。
僕ももう立派な大人です。
これから先はあなたを頼って
いくわけにはいかないから
僕はあなたを卒業するけど
これからも家族だそれは変わらない。