世界の数だけ
愛しさは灯る
それは悲しみも
等しく
泣く人もあれば
笑う人もある
小さな町でも
同じく
流浪の身に
杓子定規など
荷物だ
邪魔なだけ
俺は根無し草
宛ての無い旅路
持てるものなど
限られる
居場所も無ければ
寄る辺さえも無い
守るものさえが
あれば、と
さすらえども
張り巡らす
茨線(ばらせん)達
見つめてる
守りたいもの
泣かせない為
俺は俺の正義
信念をゆく
この身一つで
何が出来ると
問うても怯みはしない
鉄の茨に
血が滲もうと
譲れない義(ぎ)の道を
押し通せよ
綺麗事など
振り捨て せめて
背中の愛しさだけは
自分の正義と
社会の正しさ
擦れ違う事に
気づいた
己の正義で
世界の正偽を
見定めろよ
分かるだろう
歪んでこそ
歯が噛み合う
世の秩序だ
情け無く
自己犠牲一つ
世界の偽り
正せるとしても
僅かだ
孤独と嘯き
刹那の縁(えにし)を
忘れるなど
おこがましい
弱さでなく
愛するもの
呼ばれたから
俺はいる
守るべきもの
守り抜く為
俺は俺の正義
見失わない
この身一つと
侮るなかれ
俺を支えるは縁(えにし)
鉄の茨に
血が滲もうと
譲れない義(ぎ)の道を
押し通せよ
綺麗事など
振り捨て せめて
背中の愛しさだけは
正義の流浪探偵
ぺんすて様の募集曲への応募として書かせていただきました。
曲名はタイトルにある通り、「正義の流浪探偵」です。
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